“クビ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:くび
語句割合
66.7%
脖頸33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木牛トハ、四角ナル腹、マガレルカシラ、四本ノ脚、屈折自在、機動シテ歩行ス。カシラクビノ中カラ出ル、多クヲセ得ルモ、速度ハ遅シ。大量運搬ウンパンニ適シ、日常小事ノ便ニハ用イ難シ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
足のクルブシが、膝のヒツカガミが、腰のつがひが、クビのつけ根が、顳顬コメカミが、ぼんの窪が——と、段々上つて来るひよめきの為にウゴメいた。自然に、ほんの偶然コハばつたまゝの膝が、折り屈められた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
マガレルハ牛ノカシラトシ、ソウナルハ牛ノ脚トシ、横ナルハ牛ノクビトシ、転ズルハ牛ノ背トシ、ホウナルハ牛ノ腹トシ、立テルハ牛ノツノトシ、オウ(胸ノ綱)シュウ(尾ノ綱)備ワリ、軸、双、エン(ながえ)ヲ仰グ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呼び止める無表情である表情の無智である一本の珊瑚の木のヒトの脖頸クビの背方である前方に相対する自発的の恐懼からであるがヒトの絶望は静謐であることを保つ性格である。
且8氏の出発 (新字旧仮名) / 李箱(著)