“膕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヒツカヾミ33.3%
ひつかがみ16.7%
ひつかゞみ16.7%
ヒカヾミ16.7%
ヒツカガミ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足のクルブシが、膝のヒツカヾミが、腰のつがひが、頸のつけ根が、顳顬コメカミが、ぼんの窪が——と、段々上つて來るひよめきの爲に蠢いた。自然に、ほんの偶然強ばつたまゝの膝が、折り屈められた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
足のくるぶしが、膝のひつかがみが、腰のつがいが、くびのつけ根が、顳顬こめかみが、ぼんの窪が——と、段々上って来るひよめきの為にうごめいた。自然に、ほんの偶然こわばったままの膝が、折りかがめられた。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
足のくるぶしが、膝のひつかゞみが、腰のつがひが、頸のつけ根が、顳顬が、盆の窪が——と、段々上つて来るひよめきの為に蠢いた。自然に、ほんの偶然強ばつたまゝの膝が、折り屈められた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
せずに居ようと思へば、出来さうな膝とヒカヾミの変な運動であつた。
鏡花との一夕 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
足のクルブシが、膝のヒツカガミが、腰のつがひが、クビのつけ根が、顳顬コメカミが、ぼんの窪が——と、段々上つて来るひよめきの為にウゴメいた。自然に、ほんの偶然コハばつたまゝの膝が、折り屈められた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)