“カッフェー”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
珈琲60.0%
珈琲店40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝の珈琲カッフェー果つれば、彼は温習おんしゅうき、さらぬ日には家にとどまりて、余はキョオニヒ街の間口せまく奥行のみいと長き休息所に赴き、あらゆる新聞を読み、鉛筆取り出でてかれこれと材料を集む。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
次の日われサンジェルマンの四ツ角なる珈琲店カッフェーパンテオンにて手紙書きてゐたりしに、向側なる卓子テイブル二人ににんの同胞あり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
赤く白くおもてを塗りて、赫然かくぜんたる色の衣をまとい、珈琲店カッフェーに坐して客をひく女を見ては、きてこれにかん勇気なく、高き帽をいただき、眼鏡めがねに鼻を挟ませて
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)