“わずらわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
82.6%
8.7%
4.3%
4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一々その聯想を書く事はわずらわしいので、そこにはこれを省き、別に一章としてその当時の回想を書き止めて見ようと思い立ったのである。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「事の成敗せいばい利鈍りどんによって真理はわずらわされませぬ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
病友はこれ等をたのしみ終りまだ薬の気が切れずに上機嫌の続く場合に、鼈四郎を遊び相手にわずらわすのにはさすがの鼈四郎も、病友が憎くなった。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
しかして彼の平易なる独逸語を以て著述せしその註解書を読まん、「今よりのちたれも我をわずらわすなかれ、はわれ身にイエスの印記しるしびたればなり」(六章十七節)、ああ何たる快ぞ
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)