“らいてい”の漢字の書き方と例文
語句割合
雷霆100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔譯〕雲煙うんえんむことを得ざるにあつまる。風雨ふううは已むことを得ざるにる。雷霆らいていは已むことを得ざるにふるふ。こゝに以て至誠しせい作用さようる可し。
と、突如とつじょとして、雷霆らいていのように、一喝されて、こちらは、身を隠して、隠密おんみつと事を成そうとしつつある、いわば、後暗い彼——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
紙の上で読んで見たときはもつともらしく思はれたが、この水底の雷霆らいていを聞きながら考へて見ると、そんな理窟は馬鹿らしくなつてしまふのである。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)