“よち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
餘地45.0%
余地35.0%
輿地10.0%
豫知5.0%
予知5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不可能(ふかのう)で、又(また)其目的(そのもくてき)のみの大學(だいがく)でもなし博物館(はくぶつくわん)でもない、故(ゆゑ)に今一息(いまひといき)といふ岡目(をかめ)の評(ひやう)が其所(そこ)に突入(とつにふ)するだけの餘地(よち)が無(な)いでも無(な)い。
そうきけば、もうペスの帰(かえ)ってきたのに、疑(うたが)う余地(よち)がなかったのです。正(しょう)ちゃんは、走(はし)って、家(いえ)へもどると、その話(はなし)を達(たっ)ちゃんにしたのです。
ペスをさがしに (新字新仮名) / 小川未明(著)
試みに輿地(よち)の図を開き見よ。わが邦ははたしていかなる位置を有するや。実に東洋の極東に位するものなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
出港(しゆつかう)のみぎり白色檣燈(はくしよくしやうとう)の碎(くだ)けた事(こと)、メシナ海峽(かいきよう)で、一人(ひとり)の船客(せんきやく)が海(うみ)に溺(おぼ)れた事等(ことなど)、恰(あだか)も天(てん)に意(こゝろ)あつて、今回(こんくわい)の危難(きなん)を豫知(よち)せしめた樣(やう)である。
はじめ朝日島(あさひじま)を出(い)づる時(とき)、櫻木大佐(さくらぎたいさ)は天文(てんもん)を觀測(くわんそく)して、多分(たぶん)此(この)三四日(か)の間(あひだ)は、風位(ふうゐ)に激變(げきへん)は無(な)からうと言(い)はれたが、天(てん)の仕業(しわざ)程(ほど)豫知(よち)し難(がた)いものはない。
昼間(ひるま)、もうだいぶ青々(あおあお)と伸(の)びた麦圃(むぎばたけ)を通(とお)っている時分(じぶん)にも、ただならぬ風(かぜ)のけはいを予知(よち)したのであるが、日(ひ)が暮(く)れてから、いっそうその不安(ふあん)は濃(こ)くなってきたのでした。
縛られたあひる (新字新仮名) / 小川未明(著)