“めったやたら”の漢字の書き方と例文
語句割合
滅多矢鱈100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中には、ロシアの津々浦々、到るところで、馬を励ましたり、急き立てたりする時に浴びせる、いろんな掛声だの、滅多矢鱈めったやたらな、あらゆるののしりり声だのが取り入れてあった。
暗黒くらやみもとより見当は付かぬが、市郎は勝つに乗って滅多矢鱈めったやたらに蹴飛ばすうちに、靴のさきにはこたえがあった。敵は猿のような声を揚げてきゃッと叫んだぎりで霎時しばらくは動かなかった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
種目をならべると、数限りなく魚はあり、又その釣技方法も変化してくるが、何でも来いで滅多矢鱈めったやたらに釣るよりも、一種の魚を狙つて、自分独特の釣り方を研究した方が面白い。
夏と魚 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)