“むしゃのこうじさねあつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
武者小路実篤100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生田長江いくたちょうこうが『新小説』の誌上に「自然主義前派の跳梁ちょうりょう」という題で、白樺派しらかばは——というよりは、主として武者小路実篤むしゃのこうじさねあつ氏を目がけてすさまじい攻撃の矢を放ったのは、すこぶる威勢のいいものだったので
文壇昔ばなし (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
けれどもあたしたちの代弁者だいべんしゃうそのように一人もいないじゃないの? 倉田百三くらたひゃくぞう菊池寛きくちかん久米正雄くめまさお武者小路実篤むしゃのこうじさねあつ里見弴さとみとん佐藤春夫さとうはるお吉田絃二郎よしだげんじろう野上弥生のがみやよい、——一人残らず盲目めくらなのよ。
文放古 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
武者小路実篤むしゃのこうじさねあつを理解している。カアル・マルクスを理解している。しかしそれが何になるんだ? 彼等は猛烈な恋愛を知らない。猛烈な創造の歓喜を知らない。猛烈な道徳的情熱を知らない。
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)