“みことば”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミコトバ
語句割合
御言葉35.7%
御言28.6%
聖言14.3%
御詞7.1%
発語7.1%
音辞7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊に「御言葉みことば御聖徳ごしょうとくにより、ぱんと酒の色形いろかたちは変らずといえども、その正体しょうたいはおんあるじ御血肉おんけつにくとなり変る」
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「人々の聴きうる力にしたがいて御言みことばを語る」ために譬話の方法を採られ、譬話以外には一般大衆への説教をなされざることとなったのであります(四の三三、三四)。
聖言みことばの如く甦りたればなり
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
この国のはじまり、天から授けられたと言う、宮廷に伝わる神の御詞みことばに背く者は、今もなかった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
デュアック その空しい智慧は神々の発語みことばでございました。夢想家ゆめみるひとも詩人も予言者も、みな神々の御声でございます。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
容止みかほたかくさかしくて音辞みことばすぐあきらかなり。天命開別あめみことひらかすわけの天皇(天智天皇)の為にめぐまれたまふ。ひととなるに及びてわいわいしくて才学かど有り、もっと文筆ふみつくることこのむ。詩賦しふおこり、大津より始まれり……。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)