“まんべん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万遍75.0%
萬遍12.5%
満遍8.3%
邁遍4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道や空一面に濃く靄がかゝり、それに午前の陽が万遍まんべんなく映じて、色つきのジェリーの中を歩いて行くような感じの日でした。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
かれ學友がくいう誰彼たれかれ萬遍まんべんなく安井やすゐ動靜どうせいいてた。しかだれるものはなかつた。たゞ一人ひとりが、昨夕ゆうべ四條しでう人込ひとごみなかで、安井やすゐによく浴衣ゆかたがけのをとこたとこたへたことがあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
言葉をいくら費して満遍まんべんなく説明しても、芸術とは成り難いものである。何よりも先ず、言葉を駆使するところの、高い芸術精神を必要とする。
FARCE に就て (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
邁遍まんべんなく発育しきった堂々とした体格、それに社交の場数ばかずを踏んだ女に特有の、男に対しては何の感じも動かさないで、反対に男の心をどうにでもあやつってみせるといった風な、自信にみちた
秘密 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)