“まづさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マヅサ
語句割合
不味50.0%
不悦50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無言に點頭うなづいて、自分は坐つてまた横になつて、先づ菓子を頬張つた。渇き切つた咽喉を通つて行くその不味まづさ加減と云つたら無い。思はずも顏をしかめざるを得なかつた。
一家 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
平常つねは六碗七碗を快うひしも僅に一碗二碗で終へ、茶ばかり却つて多く飲むも、心に不悦まづさの有る人の免れ難き慣例ならひなり。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)