不味まづさ)” の例文
無言に點頭うなづいて、自分は坐つてまた横になつて、先づ菓子を頬張つた。渇き切つた咽喉を通つて行くその不味まづさ加減と云つたら無い。思はずも顏をしかめざるを得なかつた。
一家 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)