“ほうらいさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
蓬莱山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雄略ゆうりゃく天皇紀の二十二年に、浦島子うらしまのこの記事が出ているのは一つの不審だが、ともかくもこれが最古の文献であって、ここには蓬莱山ほうらいさんという漢字を使い、その古訓はトコヨノクニであった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それは五人ごにんとも別々べつ/\で、石造皇子いしつくりのみこには天竺てんじくにあるほとけ御石みいしはち車持皇子くらもちのみこには東海とうかい蓬莱山ほうらいさんにあるぎんきんくき白玉しらたまをもつたえだ一本いつぽん阿倍あべ右大臣うだいじんには唐土もろこしにある火鼠ひねずみ皮衣かはごろも
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
いけはたの下邸に尾張侯、酒井日向守ひゅうがのかみ、酒井大学頭、松平摂津守せっつのかみなどを招いて恒例の具足祝いをしたが、酒狂乱舞のさなか、見あげるような蓬莱山ほうらいさんのつくりものを据えた十六人持ちの大島台おおしまだいかつぎだし
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)