“ふたた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
43.3%
二度3.3%
3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やせまつろうふたた春重はるしげかおもどったとき春重はるしげはおもむろに、ふところから何物なにものかを取出とりだしてまつろうはなさきにひけらかした。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
然るに一たび星巌の西より還り来って江湖旧社の跡を尋ね、更に吟社を興すにおよんで玉池の名はふたたび詩人の間に言いつたえられるようになった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
自分もう一度そういう程度まで立戻る事が出来たとしたら、どんなに万々歳なお目出度めでたかりける次第であろう……。惆悵ちゅうちょうとしてさかずきを傾くる事二度ふたた三度みたび。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
郁子いくこが話の切れ目へふたたびスミスさんを持ち込んだ。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)