“ふうぶん”の漢字の書き方と例文
語句割合
風聞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて山の娘の間から一人の悪い風聞ふうぶんを伝えたものがないということが、山の娘の一つの誇りでありました。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かゝ風聞ふうぶんきこえなば、一家中いつかちうふにおよばず、領分内りやうぶんない百姓ひやくしやうまでみななんぢかんがみて、飼鳥かひどり遊戲あそび自然しぜんむべし。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さぐられけるに幸手宿其外そのほかの評判には權現堂の人殺しは富右衞門にては有まじとの風聞ふうぶんゆゑ六月廿六日より七月四日迄七日のあひだ富右衞門がとまりし所を詮鑿せんさく有に左の通り
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)