“ひとよぎり”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
一節切	93.8%
尺八	6.3%

一節切

小「ハヽアあれは一節切（ひとよぎり）という笛の名でな、私（わし）は少しばかり指田流（さしだりゅう）の笛を吹くから、ひょッとしてまた心有る人が習いに来ようかと思って看板を出して置くのサ」

粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分）：02 粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分） (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

「きょうは、一月寺（ぼろんじ）の一節切（ひとよぎり）の会があるので、夕方まで売切れになっているということでございます」

顎十郎捕物帳：12 咸臨丸受取 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)

尺八

ト板橋（いたばし）の欄干（らんかん）に俯向（うつむ）いて尺八（ひとよぎり）を吹（ふ）く一人（ひとり）も見（み）た。

麻を刈る (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)