“一節切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとよぎり88.2%
ひとふしぎり5.9%
ひとよぎ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小房は恥しいほど胸がふるえるのを感じながら、辰之助の好きな白菊の一輪をかやの中に活けた。柱懸けの一節切ひとよぎりにはあけびのつるした。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
清「……これは塩ッ辛くって宜うがんす、貴方あんたとこ一節切ひとふしぎりという看板が掛ってるから買って見ようと思ってるのだが、あれは鮪のスキミだろうね」
ヒトヨギリは「一節切ひとよぎり」に相違ないだろうが、これがヒチリキの子音転換とも見られるのがおもしろい。
日本楽器の名称 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)