“ひっし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
必死55.2%
筆紙20.7%
引敷10.3%
必至10.3%
引挫3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
サービスは身をおどらして、穴のなかへとびこんだ、穴のなかでは猟犬りょうけんフハンと、だちょうが必死ひっしになって戦っていた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
はなった障子しょうじ隙間すきまからはおにわもよくえましたが、それがまた手数てかずんだたいそう立派りっぱ庭園ていえんで、樹草じゅそう泉石せんせきのえもわれぬ配合はいごうは、とても筆紙ひっしにつくせませぬ。
せなを貸せ、宗山。」と言うとともに、恩地喜多八は疲れたさまして、先刻さっきからその裾に、大きく何やらうずくまった、形のない、ものの影を、腰掛くるよう、取って引敷ひっしくがごとくにした。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
日々に訳す暗号電報から、味方の惨敗ざんぱいは明かであった。連日飛来ひらいする米機の様相から、上陸が間近であることも必至ひっしであった。不気味な殺気をはらんだ静穏せいおんのまま、季節は八月に入って行った。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)