“ぱた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
78.6%
7.1%
4.8%
4.8%
2.4%
2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごまかせるものじゃねえよ。そこでみんなして、彼奴が松尾から手に入れた金を捲き上げてやるか、彼奴をひっぱたいてやるか、まあどっちかだね。
神棚 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
むかし唐の欧陽詢おうやうじゆんが馬に乗つて、ある古駅こえきを通りかゝると、崩れかゝつたみちぱたに、苔のへばりついたふるい石碑が立つてゐるのが目についた。碑の文字は瞥見ちよつとみにも棄て難い味はひがあつた。
臀部けつっぺたぱたけ引っ撲け」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
不思議なのは、雷狩をした年の夏は、屹度きつと雷鳴かみなりが少いといふ事だ。この雷狩は山や野原でするばかりでなく、またうみぱたでもやる。
弥八 馬の沓でヒッぱたいてやった、それがどうした。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
だからチチコフは、その横っ面をひっぱたいてくれなければならなかった。セリファンは、ようやく正気に返ると、例の連銭葦毛の背中に、ピシピシと三つ四つ鞭をくれた。