“はりき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玻璃器27.3%
梁木18.2%
磔木9.1%
9.1%
磔柱9.1%
張切9.1%
歯力9.1%
緊張9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壁にはひげがはえていて、玻璃器はりきの代わりには空罎あきびんが並んでおり、窓掛けの代わりには蜘蛛の巣が張っているような、恐ろしい古いきたないじめじめしたあなぐらのような所で
その血しぶきは今でも梁木はりきの胴腹に黒ずんで残っている。
怪夢 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
堕落だらくした天使の変化へんげです。ジェズスは我々を救うために、磔木はりきにさえおん身をおかけになりました。御覧なさい。あのおん姿を?
おしの (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それを何ぞや天主てんしゅともあろうに、たとい磔木はりきにかけられたにせよ、かごとがましい声を出すとは見下みさげ果てたやつでございます。
おしの (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
百年もゝとせ刹那せつなちゞめ、血のはりきにし死すとも
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
闇穴道あんけつだうはりき負ひられゆくごと
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
罪を罪とも思わぬものに、天の罰が下ろうようはござらぬ。云わば、御主を磔柱はりきにかけた罪は、それがしひとりが負うたようなものでござる。
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「やがては、ゆるりと磔柱はりきにかって、休まるるからだじゃなど悪口あっこうし、あまつさえ手をあげて、打擲ちょうちゃくさえしたものでござる。」
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
精悍せいかん剛愎ごうふくの気象が満身に張切はりきってる人物らしく推断して、二葉亭をもまた巌本からしばしば「哲学者である」と聞いていた故
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
歯力はりきや、鎌倉節や、籠抜けが、修行を済まして本山へ帰った夕方、阿房陀羅経や、仮声使いの面々は山を下って、市中へ布教に出かけようとする黄昏たそがれ
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こんな苦しい、緊張はりきつた、いらだたしい生活が、幾日も幾日もつづいたとき、男は唸くやうになつて、女の膝に身をなげかけた。
瘢痕 (新字旧仮名) / 平出修(著)