“にさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ニサイ
語句割合
二歳60.0%
二才20.0%
青年20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暁方あけがたになったら人も通るだろう、そうなるといいお内儀さんが素裸すっぱだかで立っているのを見過ごしもできめえから、何とかして上げるだろう、おさびしくもあろうがしばしの辛抱だ、幸いここに二歳にさいがいる
が、それはそれでよいとして、年寄でもなく、二才にさいでもなく、金持でもなく、文無しでもない、いわゆる中年中産階級の者でも骨董を好かぬとは限らない。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
とり玄關げんくわん敷臺しきだい掃出はきだしながら如何に相手が青年にさいでも日がない故とぼけるにも餘程ほねをれたはへしかし五十兩の仕業しごとだからアノ位なる狂言きやうげんはせにや成舞なるまひと長庵はひとり微笑みつゝ居たりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)