“なんぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
南部86.7%
何分10.0%
岩手県3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(ロ)暖帶林だんたいりんまたは、櫧帶かしたい)。 このたいぞくする區域くいきは、沖繩縣おきなはけん中央ちゆうおう以北いほくから、四國しこく九州きゆうしゆう全部ぜんぶ本州ほんしゆう南部なんぶで、平均へいきん北緯三十六度ほくいさんじゆうろくど以南いなんです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
学問のある人の書くような読み易い字で、帳面をば附けたなら私共の商売は上ったりで……。つまり何分なんぶかの口銭こうせんを取った上に、数える時に儲ける。帳面に附ける時に又輪をかける。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「山形の方もお寒いのでしょうね、山田の父の出は、岩手県なんぶの山田と申すところですの。いいえ、あたしたちは知りませんけれど。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)