“なんにち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何日65.0%
南日35.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねんうちには何日なんにちるとか、六號室がうしつには面白おもしろ豫言者よげんしやがゐるさうなとかと、交々かはる/″\尋問たづねるのでつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
そんな対話を聞きながら、巻煙草をくわえた洋一は、ぼんやり柱暦はしらごよみを眺めていた。中学を卒業して以来、彼には何日なんにちと云う記憶はあっても、何曜日かは終始忘れている。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その後十四年を過ぎた明治四十二年の秋に南日なんにち君と再び此原を通った時には、この落葉松林も大方は伐採されて、二、三の大木が諸所に散在しているに過ぎなかったが
思い出す儘に (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
南日なんにち君と二人で秩父の栃本から十文字峠をえ、梓山に下って其処そこから初めて甲武信岳へ登った時のことである、金峰山と国師こくし岳との間は縦走されているにもかかわらず
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)