“なんち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナンチ
語句割合
南地63.6%
何日18.2%
9.1%
難治9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あてお風呂い這入はいっててん。……此処ここなあ、南地なんちの料理屋で、内にお風呂あるよって。……」「ふうん、なんでまたそんなとこい行てたん?」
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
何度なんどでもけふは何日なんちときくまでにわれけたりと伯父ののらする
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
たまひ、なんちこれもつ桃奴もゝめ腰骨こしぼね微塵みぢんくたけよとありければ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それに今度は、難治なんちの京都へ移って、所司代の要務をみることになったので、かれは寝るまもないいそがしさに追われながら、一面得意でもあった。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)