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なまごろ
ふりがな文庫
“なまごろ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
生殺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生殺
(逆引き)
一方を無事に死なしておいて、一方を助けて生かしておくのは、蛇の
生殺
(
なまごろ
)
しより、もっと
酷
(
むご
)
いことである。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
いよいよ
胸
(
むね
)
わるく
憎
(
に
)
くらしく
思
(
おも
)
ひ、
然
(
しか
)
るべき
縁
(
えん
)
にもつけず
生殺
(
なまごろ
)
しにして、
他處目
(
よそめ
)
ばかりは
何處
(
どこ
)
までも
我儘
(
わがまヽ
)
らしき
氣隨
(
きずゐ
)
ものに
言
(
い
)
ひ
立
(
た
)
て、
其長
(
そのなが
)
き
舌
(
した
)
に
父君
(
ちヽぎみ
)
をも
卷
(
ま
)
き
込
(
こ
)
みしか
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
求めるこころも愛憎も、人に負けまい、勝負のこころも、みんな
生殺
(
なまごろ
)
しのままで残されてゐるではないか。身体が、周囲が、もう、それをさせなくなつてしまつたまでだ。
上田秋成の晩年
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
なまごろ(生殺)の例文をもっと
(14作品)
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