“てがる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手軽50.0%
手輕41.7%
簡易8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その行列は存外手軽てがるで、僅かに与力同心と小者のたぐいと同勢十人足らずで、甲州街道を上って行きました。
併しおかづは手輕てがるだ、葡萄豆ぶだうまめ紫蘇卷しそまき燒海苔やきのり鹿菜ひじき蜊貝あさりのおつゆ………品は多いが、一ツとしてたすにりるやうな物はない。加之味も薄い。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
あなた明日入来いらっしゃいな不動さまですよと、取次ぐように貞之進に云うと、お約束を願うサと内儀がこれを簡易てがるに説明し、明日はと貞之進は少しく躊躇ちゅうちょしたが、悪く云れまいの念が先へ立って
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)