“つまぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
爪繰87.9%
3.0%
爪捜3.0%
爪探3.0%
瓜繰3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「して、それは殿様奥様のお頼みでござりまするか。又、あなた方の御相談でござりまするか。」と、住職は珠數じゆず爪繰つまぐりながら不安らしく訊いた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
初めのうちは心がいらいらしておちつかなかったが、しだいにおちついてきて安らかになり、朝晩ほかのことは思わずに珠数じゅずつまぐっていられるようになった。
瞳人語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
平次の顔色から、事件の解決を読んだ八五郎は、たもとの中の捕縄などを爪捜つまぐって居ります。
銭形平次捕物控:245 春宵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
で、私は絶望してテレて、カフス・ボタンを爪探つまぐった。
沙漠の美姫 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
数珠じゅず瓜繰つまぐる手を株に染めて失敗し、百万円の借金を負い始末に困って自殺した」
むかでの跫音 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)