“つくばね”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツクバネ
語句割合
筑波根38.5%
突羽根30.8%
筑波嶺23.1%
突羽子7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太井ふとい川(現在の江戸川)と利根川とを混同し、かつ利根の川上は筑波根つくばねのみなの川で、其源は常州じょうしゅう文殊ヶ岳より落始おちはじめるなど、まるで痴人か狂人の語るを聞くに似た記事である。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
一ト月と同じ職も無くて霜月より春へかけては突羽根つくばねの内職、夏は檢査場の氷屋が手傳ひして、呼聲をかしく客を引くに上手なれば、人には調法がられぬ、去年こぞ仁和賀にわかの臺引きに出しより
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
下に、「筑波嶺つくばねのをてもこのもに」(三三九三)という例があり、東歌的なまりの口調である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
突羽子つくばねのようについて、ひるがえる処を袂の端で整然ちゃんと受けた。