“だいごんげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大権現83.3%
大權現16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このあいだから丹波の一味をつれて、葛西領かさいりょう渋江しぶえの、まろうど大権現だいごんげんの寮へ、出養生でようじょうを名に出むいているけれど、またなにかよからぬたくらみをしているに相違ない——。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
(とろりと酔える目に、あなたに、きざはしなるお沢の姿を見る。あわただしくまうつむけに平伏ひれふす)ははッ、大権現だいごんげん様、御免なされ下さりませ、御免なされ下さりませ。霊験あらたか御姿おすがたに対し恐多おそれおおい。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
忘れて打喜うちよろこびやれ/\嬉しや南無金毘羅こんぴら大權現だいごんげん心願しんぐわん成就じやうじゆ有難やとなみだを流して伏拜ふしをがみテモマア此寒さに御機嫌ごきげんよくと藤三郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)