“すなけむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
砂烟50.0%
砂煙50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南条なんじょう駅を過ぎる頃から、畑にも山にも寒そうな日の影すらも消えてしまって、ところどころにかの砂烟すなけむりが巻きあがっている。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
掩護えんごのために味方の打ち出した大砲が敵塁の左突角ひだりとっかくあたって五丈ほどの砂煙すなけむりをき上げたのを相図に、散兵壕さんぺいごうから飛び出した兵士の数は幾百か知らぬ。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)