“しんしや”の漢字の書き方と例文
カタカナ:シンシヤ
語句割合
親炙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予自身も、本多子爵に親炙しんしやして、明治初期の逸事瑣談いつじさだんを聞かせて貰ふやうになつてから、初めてこのドクトルの名を耳にする機会を得た。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
後ではまた慚愧ざんきするのだとも思はないでもないのだが、これが私の人に親炙しんしやしたい気持の満たし方であり又、かくすることによつて私は人になつき、人を多少とも解するのである。
亡弟 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
東北の武士と親炙しんしやし、次第にその統領たる位置をつちかつたのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)