“しらちや”の漢字の書き方と例文
語句割合
白茶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は門にもたれて、羊の一匹も出てゐない、短い、いぢけた白茶しらちやけた草が生えてるばかしの人氣ひとけのない牧場を眺めた。灰色の陰鬱な日だつた。どんよりした空が「末は雪」になつて垂れかゝつた。
ふく白茶しらちやのだぶだぶとおどけ澄ました身のまわり
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ロダン夫人は無雑作に一方口いつぱうぐち入口いりくちからはひつて来られた。背の低い婦人である。白茶しらちやに白いレイスをあしらつた上被タブリエ風のひろい物を着てられる。自分の手を最初に執つて
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)