“しゅうぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
祝儀78.4%
衆議8.1%
纏頭5.4%
祝義2.7%
纒頭2.7%
聚議2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お神は裏木戸の瀬川に余分の祝儀しゅうぎをはずみ、棧敷さじきの好いところを都合させて、好い心持そうにり返っているのだったが、銀子もここへ来てから
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
とは衆議しゅうぎの一致するところで、会社銀行の使用人になりたがるものが一番多い。中には家があつらえ向きに商家だから、再来年さらいねん卒業するともう直ぐ儲けに取りかかる決心のものもある。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
纏頭しゅうぎをするぞ。それ、にしきを着て行け。」
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
初めてお辰は我身のためにあらゆる神々に色々の禁物たちものまでして平癒せしめ玉えといのりし事まで知りて涙く程うれしく、ト月あまりにおとろえこそしたれ、床を離れてその祝義しゅうぎ済みし後
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
出ないのは当り前ですと、それから順を逐て、揚代ぎょくの事纒頭しゅうぎの事箱丁はこやの事女中の事、料理屋の事待合の事船宿の事、ことごとく説明ときあきらめた揚句、遊ぶなら金を遣うこと、遣わぬなら遊ばぬこと
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
夜は、牛馬を宰して、聚議しゅうぎの大歓宴が設けられた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)