“しめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四明50.0%
使命31.3%
四迷6.3%
子明6.3%
死盟6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼に、比叡ひえい四明しめい大紅蓮だいぐれんを見、耳に当夜の惨状を聞かされていた京洛きょうらくの人々は、信長が兵をひいて下山して来ると聞くと
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しよく本義ほんぎついて、生理衞生せいりえいせい學理がくり講釋かうしやくしたところで、けではけつして要領えうれうられない、なんとなれば、しよく使命しめい人身じんしん營養えいやうにあることは勿論もちろんであるが
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
即ち煩冗を去り補修を施こし、かつ更に若干の遺漏を書足かきたして再びここに収録するは二葉亭四迷しめい如何いかなる人であるかを世に紹介するためであって、肖像画家としての私の技術を示すためではない。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
桑生そうせい泝州そしゅうの生れであって、名はぎょうあざな子明しめいおさない時に両親に死別れて紅花埠こうかほという所に下宿していた。
蓮香 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
とにかく、兄茂左衛門も、弟の勝兵衛も、勝助家照が残るからにはと、一魂の死盟しめいへいとして掲げたる馬印の、金簾燦風きんれんさんぷうの下を、去る気色けしきもない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)