“ごいっしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御維新77.8%
御一新22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えゝ浅草の三筋町——俗に桟町さんまちという所に、御維新ごいっしん前まで甲州屋と申す紙店かみやがござりました。主人あるじは先年みまかりまして、お杉という後家が家督あとを踏まえてる。
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
時も丁度御維新ごいっしんの、得意筋の幕府大奥や、諸大名の奥向きというところがなくなったので、祖父も店をやめてしまって、あたしが生まれたころには、もはや祖父卯兵衛は物故し
もと豊後ぶんご杵築きつきの藩士で、大阪なかしまにあった藩の蔵屋敷の定詰じょうづめであったが、御一新ごいっしん後大阪府の貫属かんぞくとなって江戸ぼりに住んでいた。
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「ここには、御一新ごいっしん前からのほこりがあるからね」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)