“こびる”の漢字の書き方と例文
カタカナ:コビル
語句割合
小昼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また一時いっとき廬堂いおりどうを廻って、音するものもなかった。日は段々けて、小昼こびるぬくみが、ほの暗い郎女の居処にも、ほっとりと感じられて来た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
これに対して九州の一部、たとえば佐賀県の三養基みやき郡などでは、おなじ小昼こびるの食事をヤーノメシ(あいのめし)ともいっている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そうしてこれも小昼こびるのように、午後を主として午前のを朝ケンズイ・四つケンズイといったり、あるいはまた一方を七つケンズイといったりしている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)