“げかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下界94.3%
外界3.8%
外科医1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いろは以前よりうすかつた。くもから、落ちてる光線は、下界げかい湿しめのために、半ば反射力を失つた様に柔らかに見えた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この景色はかように暢達のびのびして、かように明白で、今までの自分の情緒じょうしょとは、まるで似つかない、景気のいいものであったが、自身の魂がおやと思って、本気にこの外界げかいむかい出したが最後
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それが欧州大戦おうしゅうたいせん以後、特に外科医げかいの方で注意され問題にされ研究けんきゅうされて、今日こんにちでは一つの新療法しんりょうほうとして、特殊とくしゅな外科的結核症けっかくしょう真珠工病オステオミエリチスなどというものの治療ちりょうに使う人が出てきた。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)