“げいしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芸妓44.1%
藝者29.4%
藝妓20.6%
哥妓5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼とても芸妓げいしやと飲む酒のうまい事は知つて居やう、しかし一度でもう云ふ場所へ足を向けた事の無いのは友人が皆不思議がつて居る。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
なし酒の機嫌きげんいにしへの物語りなどして品川より藝者げいしやよび大酒盛となりて騷ぎ散す中はや暮相くれあひと成ければ仁左衞門はやがて身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「それが何うしても解らねえ、——柳橋中を聞いて廻つたが誰も知らねえ。母親は藝妓げいしやだつたが、父親は、大家の若旦那だつたとも、武家だつたとも——」
これは小千谷の下た町といふ所の酒楼しゆろう酌採しやくとり哥妓げいしやどもなり、岩居がんきよ朋友はういうはかりてひそかこゝまねきおきてきやうさせんためとぞ。かれは狐にあらずして岩居がんきよばかされたるなり。