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くじゅうくり
ふりがな文庫
“くじゅうくり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
九十九里
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九十九里
(逆引き)
「いや別にどこへ来たというのでもないです。お
祖父
(
じい
)
さんの墓参をかねて、
九十九里
(
くじゅうくり
)
へいってみようと思って……」
紅黄録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
海上暴風雨
(
しけ
)
のためにいつもは房州へはいるはずの、仙台米の
積船
(
ふね
)
が、
鰯
(
いわし
)
のとれるので名高い
九十九里
(
くじゅうくり
)
の
銚子
(
ちょうし
)
の浜へはいった。江戸仙台藩の蔵屋敷からは中沢
某
(
なにがし
)
という侍が銚子へ出張した。
旧聞日本橋:10 勝川花菊の一生
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
遥
(
はる
)
かに聞ゆる
九十九里
(
くじゅうくり
)
の波の音、夜から昼から間断なく、どうどうどうどうと穏やかな響きを霞の底に伝えている。九十九里の波はいつでも鳴ってる、ただ春の響きが人を動かす。
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
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