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おんじゃく
ふりがな文庫
“おんじゃく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
温石
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
温石
(逆引き)
「旦那様、
酷
(
ひど
)
くお
腹
(
なか
)
が痛みますなら、冷えると余計悪くなりますので、河原の石でも焼いて、間に合せの
温石
(
おんじゃく
)
でもお当てなさいますか」と親切は
面
(
おもて
)
に現われた。
悪因縁の怨
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
「
漸
(
ようや
)
く落着いてこの通り、——
温石
(
おんじゃく
)
を三つ下の腹へ当てていますよ、こいつは楽じゃありませんぜ」
銭形平次捕物控:097 許嫁の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
粮
(
かて
)
と
温石
(
おんじゃく
)
と凍餓共に救う、万全の策だったのである、けれども、いやしくも文学者たるべきものの、
紅玉
(
ルビー
)
、
緑宝玉
(
エメラルド
)
、宝玉を秘め置くべき胸から、黄色に焦げた
香
(
におい
)
を放って
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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