“おんじゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
温石100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「旦那様、ひどくおなかが痛みますなら、冷えると余計悪くなりますので、河原の石でも焼いて、間に合せの温石おんじゃくでもお当てなさいますか」と親切はおもてに現われた。
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
ようやく落着いてこの通り、——温石おんじゃくを三つ下の腹へ当てていますよ、こいつは楽じゃありませんぜ」
かて温石おんじゃくと凍餓共に救う、万全の策だったのである、けれども、いやしくも文学者たるべきものの、紅玉ルビー緑宝玉エメラルド、宝玉を秘め置くべき胸から、黄色に焦げたにおいを放って
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)