“おおくぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大久保88.9%
大窪11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはおかしいの、大久保おおくぼさんも本多ほんださんも北小路きたこうじさんもみんな丸髷まるまげってね、変に奥様じみているからおかしいわ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
右の一条は薩州の方でもはなはだ秘密にして、事実をしって居る者は藩中にただ七人しかないと清水がきいたそうだが、その七人とは多分大久保おおくぼ岩下いわしたなぞでしょう。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その銭は永くこの寺の宝物となってのこり、布は和尚おしょうが死ぬときに着て行ったということであります。(相中襍志ざっし。神奈川県足柄下あしがらしも大窪おおくぼ村風祭)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
仏蘭西人フランスじんエミル・マンユの著書『都市美論』の興味ある事は既にわが随筆『大窪おおくぼだより』のうちに述べて置いた。
既に『大窪おおくぼだより』その他の拙著において私は寺の門口もんぐちからその内外を見る景色の最も面白きは浅草の二王門及び随身門ずいじんもんである事を語った。れば今更ここにその興味を繰返して述べる必要はない。