“えくう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
壊空50.0%
壞空50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとより壊空えくうの理をたいして意欲の火炎ほのおを胸に揚げらるることもなく、涅槃ねはんの真をして執着しゅうじゃく彩色いろに心を染まさるることもなければ、堂塔をおこ伽藍がらんを立てんと望まれしにもあらざれど
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
地球の生住しやうじう壞空えくう、太陽系の生住壞空の論などになれば、それでも力不滅の論を立てれば立て得るが、それは小に據つて大を掩ひ、短を以て長を律せんとするので、餘り信ずるには足らぬのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)