“うままわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
馬廻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはちょうど、たち北側きたがわにつづく馬廻うままわり役の長屋ながやの近くである。そこにっている屋根やねの高い馬糧小屋まぐさごやかられたせいろうのように白いけむりがスーとめぐっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
塙代与九郎の家は三百五十石、馬廻うままわりの小禄とは申せ、先代与五兵衛尉よごへいのじょうが、禁裡馬術の名誉以来、当藩馬術の指南番として、太刀折紙たちおりがみの礼を許されている大組格おおくみかくの名家じゃ。
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……自分はお納戸なんど向きのお使番つかいばん馬廻うままわりの家柄……らざる事にかかり合うまい……。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)