“いりやまがた”の漢字の書き方と例文
語句割合
入山形100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十三軒の河岸店に、三百二十八人の女郎、その中でもあたしゃア二つ星じゃアないが、入山形いりやまがたの方だったのさ、それだのにお前という悪がついたため、売れなくなったのおびただしさ。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
手を懐にしたまま胸を突出し、半纏の袖口を両方入山形いりやまがたという見得で
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
入山形いりやまがたに二つ星の太夫たゆう——それも吉原には少ない数ではないでしょうが、薄雲の評判は、妙に江戸の若い男を焦立いらだたせた時代があったのです。