“いぶかり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不審57.1%
28.6%
怪訝14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
端艇たんてい右舷うげん左舷さげんオールにぎめたる水兵等すいへいらも、吾等われら兩人りようにんかほて、一齊いつせいおどろき不審いぶかりまなこ見張みはつた。
声はいぶかりに少しのいかりを帯びていた。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
その動かざる事山のごとく、その形もまた巨山おおやまのごとき黒き物なり、大氷山か? 大氷山か? あらず、大氷山ならば白きはずなり、余は怪訝いぶかりにたえず、眼を皿のようにして見詰めしが
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)