“いたじき”の漢字の書き方と例文
語句割合
板敷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武士の中に巨勢こせ熊檮くまがしなる者、一九七きもふとき男にて、人々我があときて来れとて、一九八板敷いたじきをあららかに踏みて進みゆく。ちりは一寸ばかり積りたり。
併し、縁側にも、暗い空の影が動いていて、植え込みの緑が板敷いたじきの上一面に溶けているのであった。
栗の花の咲くころ (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
が、いきおいついた新吉の身は、わか姉さんの手をすりけ、ファットマンの頭にぶつかると、もんどり打って下の板敷いたじきへ、まっさかさまにたたきつけられた、と思ったその刹那せつなです。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)