“ありあけづき”の漢字の書き方と例文
語句割合
有明月100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから昨夜ゆうべの、その月の射す窓からそっと出て、瓦屋根かわらやねへ下りると、夕顔の葉のからんだ中へ、梯子はしごが隠して掛けてあった。つたわって庭へ出て、裏木戸の鍵をがらりと開けて出ると、有明月ありあけづきの山のすそ
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
有明月ありあけづきもうすれゆくいなのめ
薫はそれに続いてあの琵琶びわと琴の合奏されていた夜の有明月ありあけづき隙見すきみをした時のことを言い
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)