“あまやみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
雨止100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云う声はこだまに響きます、うしろ三峰堂みみねどうの中に雨止あまやみをしていた行脚あんぎゃ旅僧たびそう、今一人は供と見えてすげの深い三度笠さんどうがさに廻し合羽で、柄前つかまえへ皮を巻いて、鉄拵てつごしらえの胴金どうがねに手を掛け
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
薄気味が悪いから、川口を去って越後から倉下道くらげみちを山越をして信濃路へ掛って、葉広山の根方を通り掛ると村雨に逢い、少しの間雨止あまやみと三峰堂へ這入って居ると、雨も止みましたから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
新「少々お願いがございますが、私共わたくしどもは旅のもので此の通りの雨で難渋致しますが、どうか少々の間雨止あまやみ仕度したいと存じますが、お邪魔でも此の軒下を拝借願いいものでございまする」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
どうぶりで、車軸を流す様で、菊屋橋のきわまで来て蕎麦屋で雨止あまやみをしておりましたが、更に気色けしきがございませんから、仕方がなしに其の頃だから駕籠を一挺いっちょう雇い、四ツ手駕籠に桐油とうゆをかけて
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)