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『どんぐり』
ふりがな文庫
『
どんぐり
(
)
』
もう何年前になるか思い出せぬが日は覚えている。暮れもおし詰まった二十六日の晩、妻は下女を連れて下谷摩利支天の縁日へ出かけた。十時過ぎに帰って来て、袂からおみやげの金鍔と焼き栗を出して余のノートを読んでいる机のすみへそっとのせて、便所へはいっ …
著者
寺田寅彦
ジャンル
自然科学 > 植物学 > 植物学
初出
「ホトトギス」1905(明治38)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
鶴
(
づる
)
間
(
けん
)
栗
(
ぐり
)
皿
(
さら
)
琉球
(
りゅうきゅう
)
睡蓮
(
すいれん
)
笑顔
(
えがお
)
糊
(
のり
)
美代
(
みよ
)
芭蕉
(
ばしょう
)
苔
(
こけ
)
蒲団
(
ふとん
)
袂
(
たもと
)
邪慳
(
じゃけん
)
金鍔
(
きんつば
)
雪駄
(
せった
)
霞
(
かすみ
)
頬
(
ほお
)
頭巾
(
ずきん
)
風呂
(
ふろ
)
鵯
(
ひよどり
)
斑点
(
はんてん
)
些細
(
ささい
)
何合
(
なんごう
)
凍
(
い
)
初産
(
ういざん
)
咳
(
せき
)
外套
(
がいとう
)
大厄
(
たいやく
)
崖
(
がけ
)
崖下
(
がけした
)
田舎
(
いなか
)
日向
(
ひなた
)
東屋
(
あずまや
)
桂庵
(
けいあん
)
椰子
(
やし
)
櫛
(
くし
)
泥
(
どろ
)
洪水
(
こうずい
)
火燵
(
こたつ
)
下駄
(
げた
)