トップ
>
『ひばりの子』
ふりがな文庫
『
ひばりの子
(
ひばりのこ
)
』
今年八つの一郎さんと、六つのたえ子さんとを、気だての優しい婆やが、一人でお守りをしておりました。その婆やが或日のこと、お里へまいりました時、かわいいかわいいひばりの子を一つ袂のなかへ入れてかえりました。それを見ると、一郎さんが、 「おやっ! …
著者
岡本かの子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「良友」コドモ社、1920(大正9)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
籠
(
かご
)
可愛
(
かあい
)
睦
(
むつま
)
婆
(
ばあ
)
座敷
(
ざしき
)
淋
(
さび
)
畔道
(
あぜみち
)
積藁
(
つみわら
)
糸網
(
いとあみ
)
袂
(
たもと
)
鞠
(
まり
)
頂戴
(
ちょうだい
)